たからあさひと申します。
ララララーラーラー。
「パレット」
当時掲載されていたインタビュー記事や考察でまとめてみました。
ポルノグラフィティとは
ポルノグラフィティは2021年9月に22周年を迎えた岡野昭仁さん(ボーカル)、新藤晴一さん(ギター)二人のロックバンド。
「アポロ」でメジャーデビュー。デビュー当時はTamaさん(ベース)の三人組。
「パレット」とは
に発売されたポルノグラフィティの3枚目のアルバム「雲をも摑む民」収録。
- 作詞:新藤晴一
- 作曲:ak.homma
- 編曲:ak.homma,ポルノグラフィティ
曲について
ストリングスで進行していくメロディが明るく彩る始まり。
チャカチャカとなっているギターも気持ちが良いです。
Aメロの進行から、Bメロで臨時記号、そしてサビでの転調が自然であり、流れのままに耳をゆだねられる心地よさ。
いくつかある「ポルノグラフィティらしさ」の典型をいくような曲です。
アキヒト 歌は今までと違うテイストがだったんで大変でしたけどね。
PATI-PATI/2002.4
タマ この曲は逆にドラムを生からサンプリングに戻したんです。それで結果的に全部音を変えることになって録り直したんですけど、マスタリングでまた爽やかになりました。まぁ、いろいろ変わったけど最終的にはいちばん曲に合ってる音になったと思う。
裏拍で鳴るスネアドラム。
テンポのとり方も他の曲とはテイストが異なります。
ベースは生での録音。
ベースのリズムも通常の8分刻みではなく、独特なテンポ感で進行していくので聴いてて飽きません。
タマ 曲の意図は、本間さんからいろいろ聴いて分かってて。モータウン的なリズムのイメージだとか、フィーリングだとかを伝えてもらっってたんで。そういうことも考えながら、自分なりに。
B-PASS/2002.5
「ターター/ターター/タータター/タター」「タッタッ/ター、/ターッタ/ッタタタ」のようなリズムが「パレット」のベースでは使用されていますね。
※モータウンサウンド:アメリカデトロイトのレーベル。ソウルミュージックなどを中心としたレーベルであり、軽快なリズムやキャッチ―でポップな、メロディが特徴。代表的なアーティストとして「スティーヴィー・ワンダー」「ザ・シュープリームス」「ザ・フォー・トップス」「ザ・ミラクルズ」など。
アキヒト 今まで自分らが演ったことのないような曲だったから“どうなるんだろうな”って不安はあったんですよ、確実に。で、詞が入ってトーンが変わって、すごく落ち着きが出たと思うんですよね。結構その時はもう無我夢中でやってましたけど・・・・・・終わって、こうやってインタビューとか受けてみて、改めて詞なり曲なりを聴いてみると、すげえ出来になってると思いましたねえ。
B-PASS/2002.5
「明るくて軽快」という言葉だけで聴くとあまり当時のポルノグラフィティの曲からは想像がつかなかったかもしれません。
さまざまな試行錯誤があったことがうかがえますが、結果、非常に完成度の高い楽曲に仕上がってます。
歌詞について
失恋することは悲しい。
じゃあこの“悲しい”を表現するための具体的な言葉を選べるだろうか。
LA3767 ランバン スーツセット ウール フォーマル 裏地あり 黒 14
気持ちの本質を理解することはできるのだろうか。
新品 Alexander McQNEEN オーバーサイズパーカー L NCL
地球 あるいは明日が消えてしまうと言いたいのだろうか
なぜこんなに暗い詩が あぁ溢れているんだろ月は決して泣いてないし 鳥は唄を忘れてはいない
変わらずそこにあるものを歪めて見るのは失礼だだって知っている言葉はほんのちょっとで
パレット/ポルノグラフィティ
感じれることは それよりも多くて
エムピウ ミッレフォッリエⅡ P30 グリージョ 新品未使用
物事を自分なりにとらえて解釈することが悪いわけではない。
でも感じたことを言葉で表すには足りない。
「無理やり窮屈な服を着せているみたい」
supreme目出し帽
聴いている人に「ああ、なるほどそういうことね」と説得力のある言葉のチョイス。
ここでこの例えを出せるのが晴一さんって感じがしますね。
雨は降り続き 雲に隠れたまま
泣いている月を見つけた鳥は もう
唄うのを止めてしまった
Cメロで入っている歌詞。
2番あAメロ2で歌詞中で先に挙がっている「変わらないもの歪めて見るのは失礼」というフレーズを壊しにいく文章。
昭仁さんと晴一さんでこんなエピソードがあったそうです。
ハルイチ 初心に戻った感じで。「Century LoversNike SB vintage エレファント セメント柄 fittedcapミュージック・アワー」とかってとこに戻れたっていうのは、それはそれでいいと思うし。ただ、歌入れのときアキヒトが詞を見て「ここで“鳥は鳴いてる”って言うのに、あとから“鳴いてない”って言うてるけど大丈夫?」って聞いてきて。ワシは記憶喪失か(笑)。
PATI-PATI/2002.4
アキヒト あったね(笑)。
ハルイチ それちょっと面白かったこと。
矛盾と言うか、言葉並びというか。
物語が進むにつれて考えや経過が変わっていく、みたいな感じですかね。
大サビの歌詞は
もうメロディに身をまかせてしまえ
パレット/ポルノグラフィティ
足りない言葉を探すのは止めて
ラララ…
歌詞の言葉通り、言葉を探すのを止め、「ラララ~」と本当にメロディに身をまかせている。
歌詞と現実とのメタ的な表現に驚きました。
これは当時のスタッフの方々も驚かれたそうで「そんなやり方あるんだ!」みたいなにっていたとか。
そして「トゥルトゥル」というスキャットへ。
ハルイチ ああ言ってしまうと、“じゃあ作詞家はどうすればいいんだ”っていうのが結論ですけれどもね(笑)。
B-PASS/2002.4
言葉が表現出来ることって、やっぱ少ないってしみじみ思うから。例えば“悲しい”って言葉なんて、本当はめ~ちゃめちゃいろんな種類があるはずなんですよね、人の感情に当てはめていくと。
悲しいの割合も違うし、強さも違うし。それを全部言葉で表現するなんて、まず不可能だし、それらをひっくるめて“悲しい”って言葉があるだけで。
“悲しい”という言葉自体が、抽象的なものだから。だから“感情”を表す意味で言えば、言葉はものすごく弱い。でも弱い代わりに抽象的だから、いろんな人がいろんな解釈が出来る・・・・・・っていうところに言葉の強みはあるけれども。でもやっぱね、思えば思うほどね、言葉で出来ることって少ないですね。
文章を書いたり、感想を書いてみたりするときもありのままを書き記すことは多分誰もできないでしょう。
曲を聴いて「良い曲だ」と感じる。
セール中 アディダス 70sトラックジャケット 小松菜奈 オレンジ 6号
この「パレット」を良い曲だと感じるわたし自身、「じゃあどこがいいの?」って聞かれたら、その魅力を言葉で表現できなくて「いいから聴いてみ?」って言ってしまいそう。
晴一さんの言葉選びが好きとか、Tamaさんのベースラインの聴き心地が良いとか、昭仁さんの元気をもらえる歌い方が好きとか、その辺もより具体的にしていくとどんどん言葉にできなくなっていきます。
言語を生み出したのは本当にすごいことですが、晴一さんの言うように表現に限界があるんですよね。
複雑な心境を表現できないからひっくるめてその感情として表しているだけ。
誰もが分かっていることなのに実は本質は本人にしか理解できない。
なんなら、本人にもよくわかっていないかもしれませんね。
よくこれを曲に落とし込めたなと。
超可爱 【5人の直筆サイン入り】東方神起 Sun 2集 Rising K-POP/アジア
今となってはお馴染みの「トゥルトゥル」言う曲。
「5th LIVE CIRCUIT “BITTER SWEET MUSIC BIZ”」「6th LIVE CIRCUIT “74ers”」でツアーを通して演奏されました。
そして2005年8月に「C1000タケダ ビタミンレモンでTRY‼ “ポルノグラフィティ”プレミアムライブ」というレアなライブでの披露もありました。
ラストのコーラス部分を「歌って」と促したところ、反応が薄かったそう。
ただ、このライブ、ポルノグラフィティのライブに初めて来たという方が3割以上いたことが判明し、
「それは説明不足じゃったわ。タイトル最初から説明しよか?」
PATI-PATI
とメニュータイトルを教える場面もあったそうです。
“74ers” LIVE IN OSAKA-JO HALL 2003
ポンプさんの軽快なドラム、NAOTOさんのバイオリン。
たくさんの熱のこもった手拍子。
昭仁さんはアコースティックギターを弾きながらのボーカル。
ワウペダルの効いたギターをかき鳴らす晴一さん。
体でリズムをとりながらベースを弾くTamaさん。
ギターソロ前には昭仁さんの「はぁるいちぃ!」というフリもありました。
CD音源を超えて演奏される「パレット」。
最後のスキャット部分はみんなで「トゥルトゥル」。
“ポルノグラフィティがやってきた” LIVE IN ZEPP TOKYO 2008
昭仁さんの4カウントから始まるアコースティックアレンジバージョン。
やさしい雰囲気をまとったオケ陣営。
サビのハモリは晴一さんが入れています。
ソロはベース(根岸さん)→キーボード(本間さん)の流れ。
ジャズアレンジのようなお洒落な空気感が素敵な時間。
ラストのスキャット部分は会場のみなさんへ「歌おう」とあおり、一緒に歌います。
幕張ロマンスポルノ’11 〜DAYS OF WONDER〜
アコースティックアレンジバージョン。
真助さんのドラムとNAOTOさんのバイオリン。
昭仁さんのはスタンドマイク。
晴一さんは座ったままアコースティックギターを。
バックスクリーンには絵本に出て来そうな虹や雲が空を流れていく様子が映し出されています。
AメロのハモリはNAOTOさん。サビのハモリは晴一さんが担当。いや、ほぼ全員でやってます。
ソロはベース(森男さん)→キーボード(康兵さん)と回していき、
Supreme Ripstop Hooded Windshell 2022SS
16thライヴサーキット “UNFADED” Live in YOKOHAMA ARENA 2019
「今日のキャンバスにどんな色をつけて帰るんだい?パレットだよ!」
昭仁さんの嬉しそうな言葉とともに「パレット」。
原曲アレンジバージョンはかなり久しぶりの披露。
背景のビジョンには様々な青を彩ったパレットのようなドット映像が。
ギターソロに入る際は昭仁さんの「はぁるいちぃ!」のフリも。
最後のコーラス「ちょっと歌いにくいんじゃけどね」と言いつつも会場をうながす昭仁さん。
ビジョンには観客席が映し出され、笑顔でトゥルトゥル言っているお客さんたち。
最高の光景が広がってました
超可爱 【5人の直筆サイン入り】東方神起 Sun 2集 Rising K-POP/アジア
みんなでトゥルトゥル言えていた時代が懐かしいですね。
ひたすらに。
ライブで声が出せない時代が来るなんてこの時は誰も想像できなかったでしょう。
この曲も、いつか声が出せるようになったらぜひ演奏して欲しい。
以上、たからあさひでした!
今回はこの辺で失礼いたします。
コメント